「超高齢社会」や「認知症」なんて関係ないと言い切れますか?!
こんにちは。株式会社フィナンシャルサポートの澤井です。
本日は木曜日、週後半も明るくスタートしたいものですね!
先週末からお話ししています「認知症」について、もう少しお話しします。
「認知症」は発症してから、ゆっくり進行していく病気です。
そして、発症までの期間も非常に長い病気です。
「認知症」は発症するまでに、20年~30年かかるとも言われています。
既にお話ししましたが、「認知症」は近年発症者が急増している病気です。
そして、現代の医学でも、完治させる治療法はありません。
これからの日本は未曾有の「超高齢社会」である現状から、
このままでは、発症者が急増する未来も懸念されます。
「認知症」が発症するまでに、約25年もの長い時間があることから、
認知症を予防する意識を持つこと自体が注目され、重要視されています。
「認知症」が発症する前段階で低下する機能があるようです。
① 体験したことを記憶して、思い出す。 ⇒ 「エピソードを記憶する機能」
② 同時に複数の事柄を適切に気配りする。 ⇒ 「注意を分割する機能」
③ 新しいことへの事前計画をして実行する。⇒ 「新たに計画し実行する機能」
次に、この3つの機能低下の各予防方法を見てみましょう。
①つ目の「エピソードを記憶する機能」について、
2日前や3日前の自分の行動や体験を思い出すトレーニングを行うと効果的です。
②つ目の「注意を分割する機能」について、
家事や料理などで、一度に複数を同時進行するトレーニングを行うと効果的です。
③つ目の「新たに計画し行動する機能」について、
旅行の計画を立てたり、囲碁や将棋やマージャンといったゲームも効果的です。
①②③の機能が順番に低下する訳ではなく、個人差があると考えられます。
ここで大切なのは、どの機能が低下しているかの見極めと、
低下した機能について、集中的にトレーニングすることが有効とされています。
先週から数日間に亘り、「認知症」の現状や付き合い方をお話ししています。
「認知症 」には、3つの段階があります。
「加齢による物忘れ」⇒「軽度認知障害(MCI)」⇒「認知症」の3段階です。
「加齢による物忘れ」と後の2つとの違いを専門家は、
生活に支障が出るか出ないかの違いであると公表しています。
例えば、見ているTVの俳優の名前が思い出せないなどのケースは、
生活に支障が出ないため、「加齢による物忘れ」と考えられます。
「忘れたこと」を自覚、反省できるかできないかが目安になると公表しています。
例えば、お風呂の浴槽に手動でお湯を張っている途中で、
急な来客で約2時間話し込んで、お湯張りのことを忘れてしまった結果、
階下の部屋に水漏れ事故を起こしてしまったなどのケースではどうでしょうか?
「軽度認知障害(MCI)」では『忘れてしまった!』とミスを反省するようですが、
「認知症」では『知らないわ!』とミスしたことも覚えていないようです。
「軽度認知障害(MCI)」も「認知症」も、生活に支障が出るため、
専門医の診断が必須です。
もう一度、言います。
現代の医学でも、「認知症」は完治できる治療法がありません。
少しでも早く病気に気づいて、予防や治療を開始することが、
その後のご自身とご家族のQOL(生活の質)を高めることができます。
「超高齢社会」とは、65歳以上の高齢者が全人口の25%超のことです。
『65歳以上の高齢者が国民の4人に1人』という現実。
「認知症」と認知症予備軍である「軽度認知障害(MCI)」の合計患者数では、
『65歳以上の高齢者の4人に1人が「認知症」とその予備軍』という現実。
これらの現実を踏まえても、「超高齢社会」や「認知症」は他人事でしょうか?!
自分には関係ないと言い切れるのでしょうか?!
皆様はどのように感じられましたか?!
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